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守護仏(守護本尊)とは何か?【生まれた年を守る干支の存在】
守護仏様(守護本尊)とは?
私たちの生まれた年をお守りしてくれている仏様を守護仏または守護本尊と呼ばれています。
この記事を読むことによってあなたの「生まれた干支」にはどんな『守護仏様(守護本尊様)』にお護りしていただけていて、毎月いつ頃お会いしにいくと良いのか、そのご縁日、そして、そのご利益や、お守りしてくれている守護梵字についても解説します!あなたの干支をお護りしてくれている仏様にお会いしにいくと、もしかしたら特別なお告げがいただけるかもしれませんね!
ぜひ最後までお付き合いよろしくお願いします。
子年に生まれたあなたへ
※出典:文化遺産オンライン
子年をお護りしてくれている守護仏様(守護本尊様)は千手観音菩薩様です。千手観音様は、千の手を持ち、多くの悩み、迷える人たちに数多の方法でお助けくださる仏様です。千手観音様は数多くの苦しみや困難に直面する人々に救いの手を差し伸べていただけます。その千の手には千の眼があり、悩める私たちをなんとしてでも助けようとしてくださるありがたい仏様で、千手観音自在菩薩とも呼ばれています。千手観音様は安らぎと幸福をもたらしてくれる偉大な存在として信仰されています。
111千手観音様の御加護:三点
◆千手観音様のご加護
【1】 千の手で守護する
千手観音様は、無限の慈悲の心を持ち、千の手を使って全ての生き物を包み込むとされています。千手観音様の持つ慈悲の力は、全ての人々や生き物を無条件の愛で包み込み守る力を象徴しており、安全と安心を感じることができ、災難や苦難から守られると信じられています。
千手観音様のご加護
【2】悟りへのお導き
千手観音様は、多くの手と多くの目を持ち、全ての生きとし生けるものを見守りながら、悟りの道へ導くとされています。千手観音様の存在は、人々が内なる平和と調和を見つけ、真の幸福と満足を得るための手助けをしてくれると信じられています。
千手観音様のご加護
【3】癒しの力
千手観音様の存在は、心身の苦しみや傷を癒す力を持っているとされています。私たちに安らぎと安心をもたらし、心の傷を癒す助けとなると考えられています。 千手千手観音様の持つチカラは、無限の慈悲と理解、広範な御加護、悟りへの導き、そして癒しの力として多くの人にご加護をを与えてくださいます。
ご縁日:毎月17日
子年生まれの方が千手観音菩薩様にお会いしにいくと良い日にちを「ご縁日」と呼びます。千手観音様にお会いしにいくと良い日にちは17日です。この日は「人と千手観音様が繋がる日」だと言われていて、御縁日に伺う事で何か特別なメッセージがいただけるかもしれませんので、興味を持たれた方は、祀られているお寺にぜひ足を運んでみてくださいね。
守護梵字:キリーク
千手観音様がお力を貸してくれるありがたい文字、これを「守護梵字」と呼んでいます。千手観音様が守護している梵字は「キリーク」です。
ご利益:心願成就 他
千手観音様が与えてくれるご利益は、その千の手と千の眼であらゆる現世での悩みからお救いしてくださると言われています。特に「心願成就」「恋愛成就」「長寿」「病気平癒」といった効果効能があると言われています。御縁日に守護梵字を持ち、お会いしに行って千手観音様のご真言(マントラ)を唱えることで、なにか特別なヒントが頂けるかもしれないと、言い伝えられています。
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丑年・寅年生まれのあなた
丑年・寅年の守護仏様(守護本尊)について解説します。
出典:石徹白大師堂
丑年・寅年のあなたを御守りしている守護仏さま(守護本尊さま)は虚空蔵菩薩様です。「虚空」とは無限の広がりを指し、「蔵」は蓄積や保持を表します。そのため、「虚空蔵」は無限の広がりの中にあらゆる法や慈悲を蓄積し、保持する存在を示していると言い伝えられており、その「蔵」から私たちにヒントを取り出し与えてくれるというありがたい存在です。そのため、願い事を叶えるありがたい存在と言われています。
虚空蔵菩薩様の御加護:三点紹介
◆虚空蔵菩薩様の御加護
【1】願い事の実現
虚空蔵菩薩様は、信者が持つ悩みや願いを受け入れ、慈悲深く実現へと導く存在として信仰されています。特に、物質的な幸福や健康、家族の安全など、さまざまな願いを叶えると言われています。
【2】悲願成就
虚空蔵菩薩様は、救済の力があるとされています。特に冤罪や怨みなどの苦しみに悩む者たちを御加護することに特化していると言われています。虚空蔵菩薩様の役割は、地獄という名の苦しい世界へ向かう者たちを減らし、仏道に導くことです。
【3】マントラ
虚空蔵菩薩には特定の真言や呪文が伝えられています。これらの言葉は、虚空蔵菩薩の力を呼び起こし、信者の心身の平安や願い事の成就に寄与するとされています。
虚空蔵菩薩様のご縁日:13日
丑年・寅年生まれの方が虚空象菩薩様にお会いしにいくと良い日にちを「ご縁日」と呼びます。虚空蔵菩薩様にお会いしにいくと良い日にちは13日です。この日は「人と虚空象菩薩様が繋がる日」だと言われていて、御縁日に伺う事で何か特別なメッセージがいただけるかもしれませんので、興味を持たれた方は、祀られているお寺にぜひ足を運んでみてくださいね。
守護梵字:タラーク
虚空象菩薩様がお力を貸してくれるありがたい文字、これを「守護梵字」と呼んでいます。虚空蔵菩薩様が守護している梵字は「タラーク」です。
ご利益:成績向上 他
虚空蔵菩薩様が与えてくれるご利益は、無限の蔵から悩める私たちにその解決策やヒントを取り出し与えてくださると言われていることです。「成績向上」「頭脳明晰」「商売繁盛」「技芸向上」といった効果効能があると言われています。御縁日に守護梵字を持ち、お会いしに行って千手観音様のご真言(マントラ)を唱えることで、なにか特別なヒントがいただけるかもしれないと、言い伝えられています。
卯年生まれのあなたへ
出典元:奈良新聞
卯年のあなたを御守りしている守護仏様(守護本尊様)は文殊菩薩様です。「3人寄れば文殊の知恵」と言われるほど、学業や合格に縁のある菩薩様です。右手に智慧を象徴する剣、左手に梵夾(ぼんきょう)を載せた蓮華を執り、獅子に乗る姿が特徴的です。菩薩様の中でも、文殊菩薩様は特にすぐれた菩薩様と言われており、文殊菩薩様を別名「文殊師利法王子」とも言われたりします。”法王”とは”仏”のことで、”法王子”とは”さらに高い悟りを開いた菩薩様”と言われております。
文殊菩薩様の御加護を三点紹介
◆文殊菩薩様の御加護
【1】智慧や学問の成就
文殊菩薩は、智慧や学問の神聖な力を具現化した存在とされていて、特に仏教の教えや経典を理解し、広める使命を与えられた存在とされています。
【2】慈悲の菩薩
貧しい人に施しをすることが、文殊菩薩の供養になると考えられていて、文殊菩薩様は貧しさや苦しみを抱える人々に同情し、救いの手を差し伸べる慈悲深い菩薩様だと言われています。
【2】災いをなくす菩薩様
密教では、文殊菩薩様は尊厳な存在が霊的な浄化や守護といった神秘的な側面も重視され、災難や病気から守り、健康と長寿をもたらすと信じられています。
文殊菩薩様のご縁日:25日
卯年生まれの方が文殊菩薩様にお会いしにいくと良い日にちを「ご縁日」と呼びます。文殊菩薩様にお会いしにいくと良い日にちは25日です。
この日は「人と文殊菩薩様が繋がる日」だと言われていて、御縁日に伺う事で何か特別なメッセージがいただけるかもしれませんので、興味を持たれた方は、祀られているお寺にぜひ足を運んでみてくださいね。
守護梵字:マン
文殊菩薩様がお力を貸してくれるありがたい文字。これを守護梵字と呼んでいます。文殊菩薩様が守護している梵字は「マン」です。
ご利益:学業成就 他
文殊菩薩様は「文殊の知恵」と例えられるほどの存在なので「学業成就」「合格祈願」さらに、貧しい人に施しを与えるという教えから「慈悲深厚」を象徴し、貧しい人に救いを与えるご利益があるとされています。御縁日に文殊菩薩様のお護りする守護梵字を持ち、お会いしに行って文殊菩薩様のご真言(マントラ)を唱えると、なにか特別なヒントがいただけるかもしれないと、言い伝えられています。
辰・巳年生まれのあなた
出典元:東京国立博物館
辰・巳年をお護りしてくれている守護仏様(守護本尊様)は普賢菩薩様です。白い象に乗り、両手を体の前で合わせた姿で描かれているのが特徴的です。普賢とは「全てにわたって賢い」という意味で、命ある者、全ての生きとし生けるものに対し、悲しみ、苦しみを取り除く菩薩様として祀られています。普賢菩薩様は文殊菩薩様とともに釈迦如来の右脇侍として描かれ「智恵の文殊」と「慈悲の普賢」とも呼ばれ、お釈迦様に仕える菩薩様として信仰されています。
普賢菩薩様のご加護を紹介
◆普賢菩薩様の御加護
【1】延命
普賢菩薩から派生した普賢延命菩薩様も存在します。比叡山には普賢延命菩薩を本尊とする延命院があり、寿命の延長や健康の祈りに関連する菩薩様として祀られています。普賢延命法は、天皇即位の時に繁栄と長寿を願って普賢延命法を行なったり、徳川家康が危篤の時にも行われたともされております。現代ではこの法要は繁栄と長寿を祈る儀式となっており、歴史的な出来事にも深く関連しています。
【2】知行一致の教え
「智恵の文殊」と「慈悲の普賢」と呼ばれていて、文殊の智慧で得た仏道の教えを実践してく役割を持っています。学問において困難な状況にある場合や、智慧やヒントを得たい時、ご加護を求めることで理解力が深まり、学びの進展が期待されると考えられています。
【3】女性からの支持
女性も入信し悟りに至れると説いた法華経に一番多く登場された菩薩様が普賢菩薩様でした。普賢菩薩様をサポートする眷属10名はすべて女性。これを十羅刹女と呼び、普賢菩薩様は女性からも支持されています
普賢菩薩様のご縁日:14日
辰・巳年生まれの方が普賢菩薩様に会いに行かれると良いとされる日にちを「ご縁日」と呼びます。普賢菩薩様にお会いしにいくと良い日にちは14日です。この日は「人と普賢菩薩様が繋がる日」だと言われていて、御縁日に伺うことで何か特別なメッセージがいただけるかもしれないと、言われています。興味を持たれた方は祀られているお寺に足を運んでみてくださいね。
守護梵字:アン
普賢菩薩様がお力をお貸ししてくれるありがたい文字。これを「守護梵字」と呼んでいます。普賢菩薩様が守護している梵字は「アン」です。
ご利益:「延命」他
普賢菩薩様は、派生した菩薩様に「普賢延命菩薩様」の存在もいらっしゃっいます。「延命」そして「減罪」に効果があるとされています。御縁日に普賢菩薩様のお護りする守護梵字を持ち、お会いしに行って普賢菩薩様のご真言(マントラ)を唱えると、なにか特別なヒントが頂けるかもしれないと、伝えられています。
午年のあなたへ
出典元:鎌倉市文化財
午年のあなたを御守りしている守護仏様(守護本尊様)は勢至菩薩様です。智慧の光ですべてのものを照らし、人々を迷いや苦しみから救うとされると、言われています。勢至菩薩様は「願いを叶える」と言われている水瓶の冠を身につけておられるのが特徴的です。本当は大勢至菩薩と言いますが、略して呼ばれて勢至菩薩と呼ばれています。「大勢至」と呼ばれるほどなので、その勢いは凄まじく、菩薩の中で最も力があるとされている菩薩様です。
勢至菩薩様の御加護
◆勢至菩薩様の御加護
【1】六道の迷いを祓う
勢至菩薩様の教えは「六道に迷う衆生を照らし、救いの道を示す」と、具体的な示しがあります。お知恵が授かれます、全ての悩みから救われます、といった曖昧なものではなく、六道の世界に落ちないようお助けくださります。
【2】極楽浄土を引き継ぐ菩薩様
大阿弥陀仏教によると、最終的に極楽浄土を引き継ぐものは勢至菩薩様だ、と記述されています。独尊として扱われるのではないということは、自らの力をひけらかさず、常にサポートすることに徹底する姿の象徴です。勢至菩薩様は身勝手なことをすることなく、その教えを正しく伝えることを示しおり、最終的にはあなたの手中に収まる万事大吉の御加護がいただけます。
【3】二十三夜講
二十三夜講は月待ちの行事です。二十三夜に月を拝み経を唱え、悪霊や穢れを祓うという行事。勢至菩薩様は月の化身と考えられており、この時に勢至菩薩様に祈りを捧げれば六道の罪や蓄積した穢れから解放されると伝えられています。
御縁日:23日
午年生まれの方が勢至菩薩に会いに行かれると良いされる日にちを「ご縁日」と呼びます。勢至菩薩様に会いに行かれると良い日にちは毎月23日です。この日は「人と勢至菩薩様が繋がる日」とされており、ご縁日に伺うことで何か特別なメッセージがいただけるかもしれないと、言われています。興味を持たれた方は祀られているお寺に足を運んでみてくださいね。
守護梵字:サク
勢至菩薩様がお力をお貸ししてくれるありがたい文字、これを「守護梵字」と呼んでいます。勢至菩薩様が守護している梵字は「サク」です。
ご利益「開運」他
勢至菩薩様は人としての道を外すことなく、その道を進めば、願いを叶えていただけるとされる菩薩様です。その知恵に従い、祈れば人生がよりうまくいく「開運招福」の効果が期待できるとされています。御縁日に勢至菩薩様のお護りする守護梵字を持ち、お会いしに行って勢至菩薩様のご真言を唱えると、なにか特別なヒントが頂けるかもしれないと、伝えられています。
未・申年のあなたへ
出典元:京都国立博物館
未・申年をお護りしてくれている守護仏様(守護本尊様)は大日如来様です。大日如来様は密教の中で最高の位にいる仏様で「大日」とは大いなる日輪のことを指しています。生きとし生けるもの全ては大日如来様から生まれたとされ、大日如来様は宇宙の真理であり宇宙そのもであると考えられています。曼荼羅に描かれている「金剛界大日如来様」と「胎蔵界大日如来様」は、それぞれ「智慧」と「慈悲」の二つの世界に影響を与えている大いなる存在であり、宇宙そのものを象徴しています。
大日如来様の御加護
◆大日如来様の御加護
【1】金剛界の大日如来様
「金剛」とはダイヤモンドと表現され、ダイヤモンドのように傷のつかない深い智慧を持たれていることを示しています。金剛界は、菩薩様や仏様が活動し、成仏するための場所とされていて、魂の浄化や覚醒にお力を授けてくれると考えられています。
【2】胎蔵界の大日如来様
「胎蔵」とはすべての生きとし生けるものは大日如来様の中で生まれてくる前の赤ちゃんのように包まれている世界を指しています。この領域で、菩薩様や仏様は活動し、悟りを開くための修行が行われています。胎蔵界には様々な仏様や菩薩様が存在し、修行を通じてこの領域にアクセスし、悟りを得ることができるとされています。
【3】曼荼羅
金剛界と胎蔵界を合わせて両界曼荼羅が描かれています。両界を合わせて一つの世界を現していて二つの世界を合わせて一つの世界とされています。言葉で表現することが難しいため、お経の教えを絵でわかりやすく伝えたものと、言われています。そのため全ての出来事に対し御加護が受けられると考えられています。
大日如来様のご縁日:28日
午年生まれの方が大日如来様に会いに行かれると良いとされる日にちを「ご縁日」と呼びます。大日如来様にお会いしにいくと良い日にちは28日です。
この日は「人と大日如来様が繋がる日」だと言われていて、御縁日に伺うことでなにか特別なメッセージがいただけるかもしれないと言われています。興味を持たれた方は祀られているお寺に足を運んでくださいね。
守護梵字:バン
大日如来様がお力をお貸ししてくれるありがたい文字。これを「守護梵字」と呼んでいます。大日如来様が守護している梵字は「バン」です。
ご利益:オールマイティ
大日如来様は最高の位を持つ仏様。そのご利益は開運や厄除け、願望成就、家庭円満、交通安全、多岐に渡っています。その中でもお会いしにいくと得られると言われているご利益は「現世安隠」と言われています。御縁日に大日如来様のお護りする守護梵字を持ち、お会いしに行った際に大日如来様のご真言(マントラ)を唱えると、何か特別なヒントが頂けるかもしれないと、伝えられています。
酉年のあなたへ
出典元:奈良国立博物館
酉年のあなたをお護りしている守護仏様(守護本尊様)は不動明王様です。不動明王様は大日如来様の化身で、迷いや悩みを断ち切るありがたい存在です。煩悩にまみれた私たちの心や、仏の道の妨げになる邪な心を断つために勇ましい姿をしていらっしゃいます。大日如来様の教えがその根源であり、その教えをしっかり伝える、守る存在が不道明様です。
不動明王様の御加護を紹介
◆不動明王様の御加護
【1】心を鬼にして導く
大日如来様の化身であり、仏道に従わないものを正しい道に導くありがたい存在です。手には仏教の法具である金剛杵(こんごうしゅ)や短剣を持ち、悪霊や障害を払い清めてくれると言われています。
【2】不動の心
不動明王は「不動尊」とも呼ばれ、その名の通り、「不動の心」や「不動の力」を表しています。不動明王に願うことで実行していくための迷いや不安などを祓うことができ、物事が順調に進み、さらに厄災や邪気を払うとされています。
【3】護摩業と火渡り
不動明王の加護を得るために護摩を焚くことによって邪気や罪業を浄化し、清浄な心を得ることができるとされています。修行者はこの火の中を歩むことで、心身の浄化を図ると言われています。不動明王のご加護を受けるために、火渡りは必ず必要な儀式というわけではなく、護摩焚きの儀式によってもご加護が得られるとされています。
不動明王様のご縁日:28日
酉年のあなたが不動明王様に会いに行かれると良いとされる日を「ご縁日」と呼びます。そして不動明王様に会いにいくと良い日にちは28日です。この日は「人と不動明王様が繋がる日」と呼ばれていて、御縁日に伺うことで何か特別なメッセージがいただけるかもしれないと、言われています。興味を持たれた方は祀られているお寺にぜひ足を運んでみてくださいね。
守護梵字:カーン
不動明王様がお力を貸してくれるありがたい文字。これを「守護梵字」と呼んでいます。不動明王様が守護している梵字は「カーン」です。
ご利益:悪霊退散
不動明王様はそのお姿から想像される通り、煩悩にまみれた私たちの心や、仏の道の妨げになる邪な心を断つ、「厄除け」としての力や「修行者守護」の力が強いと広く知られています。その道の修行をしている最中、邪な心や煩悩に惑わされることはよくあることですよね、そんな邪念を振り払うお力を持たれています。御縁日に不動明王様のお護りする守護梵字を持ち、お会いしに行って不動明王様のご真言(マントラ)を唱えると、何か特別なヒントがいただけるかもしれないと、言い伝えられております。
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戌・亥年のあなたへ
出典元:神奈川県立歴史博物館
戌・亥年のあなたを御守りしている守護仏「守護本尊)様は阿弥陀如来様です。阿弥陀如来様は別名「無量寿如来」とも呼ばれ、『西方にある極楽浄土という仏国土にお導きをする無限の寿命を持った如来様』という意味があります。阿弥陀如来様は、生きとしいける全てのもを救う四十八願という誓いを立てられました。「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる者の臨終の時に西方浄土からお迎えに来て必ず極楽浄土へ連れて行くと約束され、日本のお寺の半数以上の本尊では阿弥陀如来様が祀られている、という大人気の如来様です。「一八番」や「あみだくじ」は阿弥陀如来様がその語源となっています。
阿弥陀如来様の御加護:
◆阿弥陀如来様の御加護
【1】極楽浄土への誘い
「南無阿弥陀仏」と唱えるだけであらゆるものを極楽浄土へ誘うありがたい御加護が受けられます。
【2】苦難からの救済
殺生する漁業、畜産業、武士といった生死に関わる人たちは成仏できない、と考えられていたところに、「念仏によって極楽浄土へ往生できる」という手軽さで武士や農民から圧倒的な支持を受け一大ブームを巻き起こし、極楽へ誘う御加護や現世平穏といった御加護が受けられます
【3】他力本願という教え
他力本願とは、「他人任せ」という意味合いではなく、仏の力を借りるという意味で使われていました。自分のことばかりを押し通す自己中心的な考えをすて、仏の働きに身を任せてご利益を得なさいという教えです。
阿弥陀如来様の御縁日は15日
戌・亥年の生まれの方が阿弥陀如来様に会いに行かれると良いとされる日を「ご縁日」と呼びます。阿弥陀如来様にお会いしにいくと良い日にちは15日です。この日は「人と阿弥陀如来様が繋がる日」といわれており、御縁日に伺うことで何か特別なメッセージがいただけるかもしれない、と言われています。興味を持たれた方は祀られているお寺に足を運んでみてください。
守護梵字:キリーク
阿弥陀如来様がお力を貸してくれるありがたい文字。これを「守護梵字」と呼んでいます。阿弥陀如来様が守護している梵字は「キリーク」です。
ご利益:極楽浄土
阿弥陀如来様は「南無阿弥陀仏」と唱えた生きとしいけるあらゆる者を極楽浄土へ連れて行ってくれると約束してくださった如来様です。そのご利益は「極楽浄土への誘い」です。御縁日に阿弥陀如来様のお護りする守護梵字を持ち、お会いしに行って阿弥陀如来様のご真言(マントラ)を唱えると、なにか特別なヒントがいただけるかもしれないと、伝えられています。
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守護仏様(守護本尊様)まとめ
いかがでしたでしょうか。あなたの生まれた干支が御守りしてくれている仏様の存在と、どのようなご加護が受けられるのか、そしてご縁日、お守りしている守護梵字についても触れました。
ご真言や守護梵字、干支についてはさらに深堀して解説しますので、続きの更新までしばらくお時間くださいね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
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